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光る☆

漫画ゲームアニメ映画音楽など。ネタバレ注意。

これがエンタメ!『タツモリ家の食卓〈2〉―星間協定調印』

本の感想

 

タツモリ家の食卓〈2〉―星間協定調印 (電撃文庫)

タツモリ家の食卓〈2〉―星間協定調印 (電撃文庫)

 

 

 一巻に比べ、とんでもない事件が起こるというわけではない。ラストに向けての準備は整ったという感じ。これが嵐の前の静けさというやつだろうか。ドタバタパートがありつつ、どこかさびしい雰囲気が漂う。ハッピーエンドで終わってほしい、そう思うことは滅多にないのだが……。
 殿下の姉や、一見悪役のように見えるキャラクターにも、そうなるに至った背景が見え隠れするせいか、心からは憎めない。
 しかし最初は主人公の忠介をあまり好きになれなかった。なにが起こってもぼうっとしている忠介に、陽子と同じような感情を抱くこともあった。それが物語が進むにつれ、「忠介ならばなんとかしてくれる」という謎の信頼を置くようになった。まさに一家の大黒柱だ。このあたりタイトルを連想させる。
 そしてどこかパトレイバーを思わせるネタや、赤で三倍というガンダムネタもあったりして、わかるひとはにやりとできる。
 次で完結するのかというくらい風呂敷が広がっているが、この作者ならば綺麗に収束させるのだろう。最終刊はじっくり腰を据えて読みたい。

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